特殊機械メーカーのSingulus（カール・アム・マイン）が27日発表した2011年通期決算の最終損益は560万ユーロの黒字となり、前年の赤字（7,760万ユーロ）から大幅に改善した。利益計上は4年ぶり。主力の光メディア製造装置事業が好調で、太陽電池製造装置、半導体製造装置事業の不振を相殺した格好だ。売上高は33.2％増の1億6,000万ユーロ。営業損益（EBITベース）は前年の赤字（8,020万ユーロ）から670万ユーロの黒字へと転換した。
\同社は景気変動への耐性を強化するために年内にも買収を行い、第4の事業を立ち上げる意向で、すでに買収交渉を進めているという。交渉先の企業名は公表していない。シュテファン・リンク社長は、同社が得意とする真空コーティング技術を応用できる分野の企業であることを明らかにした。
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