太陽電池モジュール製造のOdersunが会社更生手続きの適用をベルリン・シャルロッテンブルク区裁判所）に申請したことが3月30日、分かった。資金繰りに行き詰ったことが理由。今後は自己管理型の経営再建に向けて新たな投資家を模索する意向だ。
\同社は建物一体型の太陽電池モジュールを特注で生産、本社所在地フランクフルト・アン・デア・オーダーのほか、フュルステンヴァルデ、ベルリンに事業拠点を持つ。従業員数は260人。1月分の給与支払いが遅れ、2月に地元ブランデンブルク州から300万ユーロの融資を受けた経緯がある。社員には5月末まで、労働局から給与と同額の倒産手当（Insolvenzgeld）が支給される。同手当の支給期間中に新たな出資者を見つけられるかが経営再建のカギを握る。
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