太陽電池製造装置の有力メーカーである独Centrotherm(ブラオボイレン)が中東・北アフリカ市場の開拓に本腰を入れる方針だ。同社のトーマス・リーグラー財務担当取締役が経済紙『ハンデルスブラット』に対し明らかにした。
\Centrothermはこれまで、アジア事業を重視。売上高(7億ユーロ)の約90%を同地の顧客との取引で確保してきた。だが、最近は太陽電池業界が過剰生産能力を抱えているため、顧客メーカーは新規投資に慎重になっており、新たな市場の開拓が同社の課題となっている。
\リーグラー取締役によると、中東・北アフリカ諸国では政府が太陽電池産業の育成に前向きで、同社は国営企業への売り込みに期待をかけている。すでにカタールとアルジェリアでは製品を販売した実績があるという。
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