製薬大手の独Bayer（レバークーゼン）は24日、米バイオ大手Amgenの傘下企業Micrometとガン治療用抗体開発で提携すると発表した。両社は前立腺がん治療用抗体の分野ですでに協働しており、協力関係を拡大することになる。
\2社は今回の提携で、製品開発を第1相臨床試験まで共同実施することを取り決めた。第2相、第3相臨床試験と販売はBayerが引き受ける。
\Micrometはがん研究用の抗体開発に特化したバイオ企業で、1993年にミュンヘン大学からのスピンオフとして設立された。米同業のCancervaxと2006年に合併した際に本社を米国に移し、米ナスダックで株式公開した。業務上の中核機能はミュンヘンにあり、全従業員240人のうち200人は同地で働く。Amgenは3月、同社を株式公開買い付け（TOB）で買収した。
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