工作機械大手の独Gildemeister（ビーレフェルト）が8日発表した2012年1-3月期の新規受注高は前年同期比36％増の6億510万ユーロとなり、第1四半期の最高を記録した。森精機との戦略提携が奏功、売上高も20％増えて同期の過去最高である4億5,180万ユーロへと拡大した。営業利益（EBIT）は81％増の1,880万ユーロで、最終利益は30万ユーロから1,030万ユーロへと急増した。
\同社のリューディガー・カピッツァ社長は『フランクフルター・アルゲマイネ』紙に対し、「（森精機との）提携により特にアジアで受注が拡大している」と発言。「日本は第2の国内市場となった」と喜びを表現した。
\独工作機械業界の第1四半期受注高は前年同期比で7％縮小した。そうしたなかでGildemeisterが受注を大きく拡大したことは目を引く。今後は成長のテンポが鈍るものの、第2四半期も5億ユーロ以上の受注獲得を見込む。
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