ドイツ連邦統計局が14日発表した国内空港の2012年第1四半期の貨物取扱量は前年同期比4.2％減の100万4,000トンへと後退した。世界経済の減速が反映された格好。地域別ではアメリカ大陸が7.2％、アジアが4.4％の幅でそれぞれ縮小。欧州域内（ドイツ国内を除く）は0.1％ながら増加した。
\一方、ドイツの空港から出航した乗客の数は前年同期比3.0％増の2,087万2,000人へと拡大した。国内線利用者は0.4％減少したものの、国際線は4.4％増加。特にアフリカ向けは22.8％増の64万4,000人へと大きく拡大した。昨年は北アフリカの民主化運動の影響で大幅に落ち込んでいたという事情があり、エジプト向けは今年第1四半期に54.9％増加した。アラブ首長国連邦向けも22.4％増と大幅に伸びている。中国（香港を含む）向けは5.6％増の26万7,000人、米国向けは3.6％増の96万7,000人。インド向けは15万7,000人で、3.0％減少した。
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