市場調査大手GfKが15日発表した2012年第1四半期の独電化製品市場規模125億7,000万ユーロで、前年同期を0.6%上回った。通信機器と大型白物家電が好調で全体をけん引。カメラなどの不振が相殺された。
\通信機器の売上高は12.9%増の10億4,200万ユーロに拡大した。スマートフォンの需要が急速に伸びていることが大きい。大型白物家電は7.9%増の20億5,100万ユーロで、冷蔵庫は13.2%増の3億7,900万ユーロと2ケタ成長を確保した。
\娯楽家電は27億4,800万ユーロで、増加幅は0.6%にとどまった。好調だったのは薄型テレビとセットトップボックス。アナログ放送が4月末で打ち切られデジタル放送に切り替えられたことで両製品の需要が伸びた。
\カメラは10.1%減の5億3,570万ユーロに落ち込んだ。高度なカメラ機能を搭載するスマートフォンの販売増を受けてデジタルコンパクトカメラの需要が落ち込んだことが響いた。
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