ドイツ最大の自動車連盟、全ドイツ自動車クラブ（ADAC）が新車販売サイトの立ち上げを検討している。19日付『ファイナンシャル・タイムズ（ドイツ版）』紙が広報担当者などへの取材をもとに報じた。
\ドイツには新車販売サイトが約20、新車と中古車をともに取り扱うサイトが約10ある。だが、サイト上に掲載されている新車の価格が最も低いかどうかをADACに問い合わせる会員ドライバーが急速に増加しており、同クラブは独自サイト設立の検討に入った。検討は初期段階にあるという。
\ADACは1,800万人の会員を抱えており資金力が潤沢。このため新車販売に乗り出せば、メーカーから大幅な割引を受けることが可能だ。ただ、同クラブは地域自動車クラブの連合組織であるため、全国レベルのサイトを立ち上げるには各地のクラブの同意を得る必要がある。
\デュースブルク・エッセン大学自動車研究センター（CAR）によると、インターネットを通して販売された新車は昨年3万5,000台となり、前年から40％増加した。個人ドライバーが購入した新車全体に占める割合は3％に上る。CARは2015年には台数が10万台、同割合が7％に拡大すると予想している。
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