ドイツ連邦統計局が20日発表した2012年5月の生産者物価指数は前年同月比の上昇率が2.1％となり、前月の同2.4％から一段と縮小した。上げ幅は2010年6月以来の低水準で、エネルギーを除いたコアベースでは1.3％にとどまった。生産者物価は前月比ではマイナス0.3％となり、5カ月ぶりに低下した。
\エネルギー価格は前年同月比で4.2％上昇した。天然ガスと灯油がそれぞれ13.4％、11.1％上がって全体を押し上げた格好。電力は3.4％低下した。
\非耐久消費財は2.4％、耐久消費財は1.7％、投資財は1.2％の幅でそれぞれ上昇した。
\中間財は上げ幅が最も小さく前月同様0.6％にとどまった。穀物粉と圧延鋼は下げ幅が各10.2％、5.7％に達している。一方、肥料は13.6％上昇、アスファルト混合物も11.3％高くなった。
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