ドイツの事業用不動産大手Prime Office Reit（ミュンヘン）とOCM German Real Estate Holding（German Acorn、ケルン）は8日、合併に向けて協議していることを明らかにした。全国の主要都市にくまなくオフィスビルを保有する体制を構築し、国内外の投資家から資金を集めやすくする狙い。8月にも最終合意し、新会社を設立する。
\German Acornは米投資会社Oaktree傘下の不動産会社で、保有する不動産の時価は14億ユーロに上る。OaktreeはPrime Officeの筆頭株主（出資比率8％強）でもあり、両社の合併を働きかけた。新会社は計64のオフィスビルを保有、不動産の資産規模は23億ユーロに達する見通しだ。M-DAX（DAXに次ぐドイツの株価指数）入りを目指している。
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