農機大手の独Claas（ハルゼヴィンケル）は16日、中国同業Shandong Jinyee Machinery Manufacture Co. Ltd.の過半数資本を取得し子会社化すると発表した。急速に拡大するアジア最大の同国市場で事業を強化する狙い。買収金額は公表していない。取引の成立には当局の承認が必要。
\Jinyeeは1958年の設立で、主にとうもろこし、小麦用の収穫機を生産している。従業員数は1,000人強、売上高は約7,000万ユーロ。山東省高蜜と黒竜江省大慶に工場があり、中国北部と中部に販売・サービス網を持つ。
\同国では食生活の西洋化や人口増加、農村の過疎化を背景に農業の機械化が急速に進んでいる。ClaasはJinyeeの買収により現地生産を開始。農機需要を取り込むほか、製品の幅を広げ、中国以外の市場にも投入する意向だ。
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