スイスの機械大手Sulzer（ヴィンタートゥール）は23日の決算発表で、経営資源をポンプ、化学産業向けプラント、タービン保守・修理の3分野に絞り込む方針を明らかにした。これに伴い溶射・表面処理機を手がける子会社Sulzer Metcoを売却、売却益で他社の買収を進める意向だ。
\Sulzer Metcoは主に自動車、航空機産業向けに製品を供給しており、売り上げの約半分を両産業向けが占める。東京に日本法人スルザーメテコジャパンを持つ。
\Sulzerの2013年1-6月期（上半期）の営業利益（EBIT）は1億4,820万スイスフランで、前年同期から23.3％減少した。工場稼働率の低下とリストラ費用、IT投資が響いた格好で、最終利益も23.1％減の9,950万フランに落ち込んだ。売上高は1.1％減の19億130万フラン。新規受注高は21億310万フランで、3.8％増加した。
\13年通期では売上高と新規受注高でともに微増を見込む。売上高営業利益率（EBITベース）は前期水準（10.2％）をやや下回るとみている。
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