自動車部品大手の独ZF Friedrichshafen（フリードリヒスハーフェン）は2025年までの12年間で売上高を400億ユーロへと倍増させる計画だ。シュテファン・ゾンマー社長が『ハンデルスブラット』紙に明らかにしたもので、デュースブルク大学自動車リサーチセンター（CAR）のフェルディナント・ドゥーデンフェファー所長は「壮大な目標だが、米国と中国で努力すれば実現可能だ」との見方を示した。
\同社は現在、自動車部品メーカー世界9位で、独メーカーのなかでもBosch、Continentalに次ぐ3位に付けている。Boschの自動車部品部門は過去12年間で売上高を約100億ユーロ増の310億ユーロへと拡大したものの、倍増は出来なかった。
\ZFは中国と米国での事業強化に向けて現地生産の拡大に乗り出しており、26日には米サウス・カロライナ州グレー・コートで変速機工場の開所式を行った。同工場の稼働により、米国での生産能力はこれまでの80万基から120万基に拡大。フル稼働体制に入る16年には同工場の売上高が20億ユーロに達する見通しだ。
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