特殊化学大手の独Evonik（エッセン）は1日の決算発表で、2013年通期の売上高見通しを引き下げた。市場環境が厳しいためで、売上高で「前期実績の130億ユーロを上回る」とした予測を「前期並み」に下方修正。営業利益（EIBTDA、特別要因を除く）についても「前期実績の24億ユーロを確保する」から約20億ユーロに引き下げた。
\13年4-6月期（第2四半期）の売上高は32億6,300万ユーロで、前年同期から5％減少した。主要製品で販売価格を引き下げたことが影響。営業利益（同）は23％減の4億8,900万ユーロへと大きく落ち込んだ。最終利益は28％減の1億8,600万ユーロだった。
\同社は世界経済の回復が年初に予想していたほどは進まないとの見方を提示。下半期は販売量がやや増えるものの、製品価格は横ばいにとどまるとの予想を示した。
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