欧州経済の中心地ドイツに特化した
最新の経済・産業ニュース・企業情報をお届け!

2013/8/7

企業情報

Bayer AG―製薬・農薬が好調―

この記事の要約

製薬・化学大手の独Bayer(レバークーゼン)が7月31日発表した2013年4-6月期(第2四半期)決算の営業利益(EBITDAベース)は20億8,600万ユーロとなり、前年同期比で33.9%増加した。製薬、農薬部門が好 […]

製薬・化学大手の独Bayer(レバークーゼン)が7月31日発表した2013年4-6月期(第2四半期)決算の営業利益(EBITDAベース)は20億8,600万ユーロとなり、前年同期比で33.9%増加した。製薬、農薬部門が好調で、樹脂部門の不振が十二分に相殺された格好。売上高は1.9%増の103億6,000万ユーロ、最終利益は74.8%増の8億4,100万ユーロだった。

\

製薬部門のEBITDAは66.4%増の12億800万ユーロに拡大し、全体の約6割を占めた。農薬部門のEBITDAは21.2%増の6億700万ユーロ。樹脂部門は13.3%減の3億1,300万ユーロに落ち込んだ。同業のBASFも樹脂事業が振るわない。

\

デッカース社長は2013年通期のEBITDA(特別要因を除く)で1ケタ台半ばの成長を確保するとした従来目標を据え置いたものの、目標達成はこれまでよりも難しくなったとの見方を示した。樹脂部門の不振を他の部門がどの程度、穴埋めできるかがカギを握るとしている。

\