独太陽電池大手Solarworld（ボン）の再建計画が、5日から7日にかけて実施された社債権者集会と株主総会でそれぞれ承認された。これにより同社は経営破たんを回避。フランク・アスベック社長は「（7日は）新たな誕生日だ」と述べ、経営再建に意欲を示した。
\社債権者は5日と6日の集会で総額5億5,000万ユーロの債権のうち55％を放棄することを承認した。その見返りとして新株を取得する。
\7日の株主総会では現株主の出資比率を5％に引き下げるとともに増資を行う計画が承認された。増資ではカタール王族傘下のQatar Solar S.P.C.が株式29％を4,600万ユーロで取得する。また、アスベック社長は減資により出資比率が28％から1.5％に低下するものの、増資を引き受けるため再び約21％へと上昇する。アスベック社長以外の現株主には新株引受権がなく、株主総会では批判が集まった。
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