ドイツ連邦統計局が20日発表した2013年7月の生産者物価指数(2005年=100)は118.4となり、前年同月比で0.5%増加した。非耐久消費財が大きく上がったものの、中間財が低下し、上げ幅が押し下げられた格好。生産者物価の前月比の変動率はマイナス0.1%。同物価指数は1月の119.3をピークに低下傾向が続いている。
\非耐久消費財は前年同月比で2.9%高くなった。食料品の価格が4.1%上昇。バターと牛乳では上げ幅がそれぞれ46.9%、19.2%に達した。ジャガイモも8.9%上がった。
\中間財は1.0%下がった。金属が6.2%低下。銅(半製品を含む)の下げ幅は11.0%に上った。コンクリート鋼と圧延鋼も各8.0%、6.9%下がっている。
\耐久消費財は0.8%の上昇で、投資財とエネルギーも上げ幅がそれぞれ0.7%、0.5%にとどまった。エネルギーでは電力が1.6%上昇したものの、天然ガス(マイナス0.6%)と石油製品(マイナス1.2%)は前年同月を下回った。エネルギーを除いた生産者物価の変動率は前年同月比がプラス0.5%、前月比がマイナス0.1%だった。
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