独ワイン販売大手のHawesko（ハンブルク）がボルドーワイン専門の子会社、Chateau Classicの売却ないし清算を検討している。ボルドーワインの価格が大幅に下落し、業績の足かせとなっているためだ。26日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が社内情報として報じたもので、広報担当者はすべての選択肢を排除しないことを明らかにした。
\Chateau Classicは少し前まではHaweskoのドル箱だった。中国のにわかワインブームでボルドーワインの価格が高騰したためだだめで、同社は世界中の愛好家に高値でワインを販売できた。
\だが、中国需要の後退を受けて価格は2011年をピークに下落。5大シャトーの1つであるMouton-Rothschildの2008年産の価格は現在、ひと箱（12本）4,000ユーロ程度で、ピーク時から約60％低下している。
\HaweskoはChateau Classicの業績不振を受けて今年の売上高を従来予測の前年比6％増から4～5％増に下方修正。前年実績の2,610万ユーロをやや上回るとしていた営業利益（EBIT）についても2,200万～2,400万ユーロに引き下げた。
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