ビール世界3位の蘭Heineken(アムステルダム)は23日の決算発表で、2013年通期の業績見通しを下方修正した。中東欧事業の不振とユーロ高が響いているためで、12年通期並みの利益を確保するとした見通しを達成できなくなったことを明らかにした。業績改善に向けてコスト削減に取り組む意向だ。
\13年第3四半期の最終利益は4億8,300万ユーロで、前年同期の5億6,800万ユーロから15%減少した。売上高は1%増の56億9,300万ユーロに拡大したものの、中東欧は8%減の10億600万ユーロと大きく落ち込んでいる。西欧は1%減の21億5,000万ユーロ、アメリカ大陸は2%増の13億9,700万ユーロ。規模は小さいもののアジア・太平洋は66%増の5億4,000万ユーロと大きく拡大した。
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