工作機械大手の独DMG Mori Seiki（ビーレフェルト）は10月29日の決算発表で、2013年通期の業績予測を引き上げた。9月に開催された業界見本市EMOで過去最大の受注を獲得したためで、前期と同水準にとどまるとした売上高と新規受注高を「前期を上回る」に上方修正。最終利益についても過去最高となった前期の8,240万ユーロから約9,000万ユーロに拡大するとみている。
\EMOでは計1,137台を受注。受注額は2億7,640万ユーロに達した。
\13年7-9月期（第3四半期）の新規受注高は5億4,670万ユーロで、前年同期を6％上回った。上半期はEMOを控えていた関係で顧客が発注を控えたため低調だったが、7-9月期は盛り返した。売上高は2％増の5億550万ユーロ、営業利益（EBIT）は3％増の3,920万ユーロ。最終利益は2,460万ユーロで、4％増加した。14年は新規受注高を22億ユーロに拡大する計画だ。
\同社は森精機と戦略提携しており、10月1日付で社名をGildemeisterからDMG Mori Seikiに変更した。森精機もDMG森精機に改めており、両者の社名は同一となった。
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