太陽光発電のプロジェクト会社である独S.A.G. Solarstrom（フライブルク）は13日、会社更生手続きの適用をフライブルク区裁判所に申請した。顧客からの入金とプロジェクトの遅延を受けて資金繰りが悪化。銀行などとの資金交渉も決裂したため、経営に行き詰った。現経営陣は経営権を温存したうえで、再建を進める意向だ。
\Solarstromは1998年の設立で、従業員数は約200人。昨年は売上高が1億8,800万ユーロに上り、最終利益およそ100万ユーロを計上した。同社によると、イタリアとドイツの太陽光発電プロジェクトの売却に伴う売り上げの入金が遅れた関係で、11月と12月に予定していた収入が大幅に減少し、資金繰りに穴があいた。16日に予定していた社債の利払いを見送った。
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