ドイツの情報通信技術（ICT）業界が好調だ。情報通信業界連盟（Bitkom）が1月28日発表した業界企業アンケート調査結果によると、2013年下半期の売上高が前年同期比を上回ったとの回答は72％に上り、12年下半期の同66％から大きく増加。今年上半期に増収を見込む企業は78％に達した。
\上半期の見通しが特に高いのはソフトウエア業界で、87％の企業が増収と回答した。ITサービスも同85％と高い。ITハードウエアは60％、通信技術も65％と肯定的な回答がやや低かった。（グラフ参照）
\今年通期の売上高が増加すると予想する企業は82％に登り、11年（同87％）以来の高水準に達した。業績拡大見通しを受けて、全体の63％が人員拡大を計画している。ただ、「専門人材の不足が事業の足かせになっている」とする企業は57％に達しており、適切な従業員を思うように確保できないリスクも大きい。
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