独露貿易会議所（AHK）によると、現在開催中のソチ冬季オリンピックに関与するドイツ企業は約100社に上る。これに伴う独企業の受注高は計15億ユーロを超えるという。
受注規模が最も大きいのは電機大手のシーメンスで推定8億ユーロ。自動車部門公式パートナーであるフォルクスワーゲン（VW）はVW、アウディ、シュコダブランドの車両3,000台以上を提供している。
中堅企業の健闘も目立つ。ブレーメンの樹脂素材メーカーVector Foiltecは従業員数250人、年商7,000万～8,000万ユーロと小粒だが、オリンピックスタジアムに透明屋根を供給した。Texlon-Efteという素材を使っており、雨が降ると汚れが自然に落ちる。ヘッセン州のRoeder社は地味ながらテントを供給。独西部オストファーレン地方のカンネギーサー社はホテル客2万5,000人分の洗濯物を洗う巨大な業務用洗濯機を納入した。
