独自動車部品大手のBoschとMahleは11日、合弁会社Bosch Mahle Turbo Systems（BMTS、シュツットガルト）が中国に完全子会社を設立したと発表した。現地市場向けにターボチャージャーを生産する。
新会社は上海にあるMahleの工場内に設立した。生産施設の面積は当初5,000平方メートル。生産能力は年100万基で、主にガソリンエンジン向けのターボチャージャーを製造する。第4四半期に量産体制に入る予定だ。雇用規模は100人で、全員がドイツとオーストリアの工場で研修を受ける。
BMTSは折半出資会社で、2008年に設立された。ターボチャージャー市場ではHoneywellやBorg Warnerなどの米国メーカーが有力で、純粋な欧州メーカーはこれまでなかったが、BoschとMahleは顧客の完成車メーカーの間に欧州部品メーカー製のターボチャージャーを求める声があることを受け、同合弁を設立した。従業員数は400人。事業拠点は本社所在地シュツットガルトのほか、独ブライヒャハ）、墺ザンクト・ミヒャエルにあり、上海は4カ所目となる。
