自動車大手の独BMW（ミュンヘン）は17日、車両の受託生産会社である蘭VDL Nedcarに小型車「Mini」の生産を委託すると発表した。グループ生産台数を2016年までに200万台超に拡大する計画の一環として、生産をアウトソーシングする。
Nedcarは昨年11月に市場投入された新型Miniを今夏から生産する。初年度の今年は5ケタ台の車両を生産する見込み。Nedcarの従業員数は約1,500人で、Mini生産に向けてすでにBMWの独ライプチヒ、レーゲンスブルク、英オクスフォード工場で研修を受けた。
Miniの生産台数は昨年30万3,177台で、そのうち17万5,986台をオクスフォード工場で製造。12万5,559台は墺MSD Grazが受託生産した。
Nedcarは三菱自動車の元子会社。12年12月に同国のVDLグループが1ユーロで買収し、正式名称をVDL Nedcarに改めた。
