軍需大手の独Rheinmetall（デュッセルドルフ）が19日発表した2013年12月期暫定決算の営業利益（EBITベース、特別項目を除く）は2億1,300万ユーロで、昨夏に提示した予測（1億8,000万～2億ユーロ）を上回った。自動車部門が好調だったことが大きい。主要市場の欧州で防衛費縮小の動きが加速している影響で、同利益は前期に比べると21％落ち込んだ。
売上高は2％減の46億1,300万ユーロ。為替の影響を除いたベースで前期水準を確保した。13年末時点の受注残高は60億ユーロで、1年前の水準を21％上回った。
自動車部門の売上高は4％増の24億5,800万ユーロに拡大し、好調だった前期をさらに上回った。EBIT（特別項目を除く）は15％増の1億6,000万ユーロ。冷却ポンプ、排気再循環システムなどメカトロニクス関連の製品が業績を押し上げた。
軍需部門の売上高は21億5,500万ユーロで、前期を8％下回った。EBIT（同）は59％減の6,000万ユーロ。
