ドイツ連邦統計局の7日付プレスリリースによると、2013年の外国人登録者数は前年比5.8％増の760万人強となり、過去最高を記録した。欧州経済が低迷する中で同国が好調を保っていることから、移民流入が拡大している。
特に欧州連合（EU）の新規加盟国からの流入が増えており、ルーマニア人の数は前年比30.4％増の6万2,372人に拡大した。ハンガリー人（26.3％増）、ブルガリア人（23.6％増）も増加率が大きい。一方、財政・経済危機に直面する南欧4カ国（ギリシャ、イタリア、ポルトガル、スペイン）の国籍保有者は増加幅が6.0％にとどまった。
EU域外の国籍保有者は2.5％増加した。増加率が最も大きかったのはシリア人で、40.7％に達した。シリアで内戦が続いていることが背景にある。
