デパート大手のKaufhof（ケルン）は1日、販売経路のマルチ化を強化すると発表した。顧客のニーズを掘り起こしてインターネット通販を拡大する狙いで、店舗販売をネット販売の連携を通して相乗効果を引き出していく。
ネット通販売上高は昨年5,000万ユーロだった。同社はこれを今年7,000万ユーロに引き上げ、3年以内に約3億ユーロに拡大。全売上の約10％をネット販売で獲得するようにする。
販売チャネル間の連携を引き出すため、国内の店舗にIT大手のHewlett Packardと共同開発したタブレットPC1,100台を7月から配備。品切れ品や当該店舗で取り扱っていない商品をネット注文できるようにする。顧客はネットショップで注文した商品を宅配させるほか、実店舗で受け取ることができるようになる。
