ドイツ連邦統計局が9日発表した2014年10月の製造業売上指数（暫定値）は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比1.1％増となり、3カ月ぶりに拡大した。ユーロ圏（ドイツを除く）が2.1％増加。ユーロ圏外と国内もそれぞれ1.4％、0.6％伸びた。統計局は今回、9月の製造業売上指数を当初の前月比マイナス0.4％からマイナス0.3％に上方修正した。
主要部門で10月の売上成長率が最も大きかったのは電気設備で、3.3％に達した。これにゴム・樹脂製品（2.8％）、化学（1.3％）が続く。金属製造（1.0％減）、電算・電子・光学機器（0.9％減）、機械（0.8％減）は前月を下回った。
10月の製造業売上（物価・営業日数調整値）は前年同月比では2.1％増加した。ユーロ圏とユーロ圏外がそれぞれ5.7％、3.5％拡大。国内はプラスマイナス0％にとどまった。
1～10月の累計（同）では前年同期を2.8％上回った。ユーロ圏とユーロ圏外が各4.4％、4.2％増加。国内も1.4％伸びた。
