ドイツ連邦統計局は14日、6月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、物価変動率（ドイツ基準）は前年同月比がプラス0.3％、前月比がマイナス0.1％で、速報値と変わりがなかった。前年同月比のインフレ率はここ数カ月、石油価格の急落を受けて低迷しており、エネルギーを除いたベースでは1.1％と比較的高かった。（表を参照）
灯油の下げ幅がこれまでに引き続き最も大きく、前年同月を19.2％下回った。自動車燃料も7.8％低下している。このほか、パック旅行が祝日の関係で4.0％下落した。
果物と野菜は上げ幅が大きく、それぞれ7.3％、5.0％に上った。アルコール飲料・たばこも3.4％高くなっている。
