ドイツ連邦統計局が18日発表した2015年1-6月期（上半期）の建築許可件数（増改築を含む）は14万435件となり、前年同期比で2.6％増加した。住宅需要がこれまでに引き続き堅調で、全体が押し上げられた。
住宅の新設許可件数は2.0％増の12万1,038件に拡大した。3世帯以上の集合住宅が5.3％増の6万2,272件と全体をけん引した格好。マイホームの新設許可件数が5.8％減少していることもあり、賃貸や売り出し目的の新築計画が増えていることがうかがわれる。
住宅以外の新築許可件数は20.2％減の1,849件に落ち込んだ。これら建造物の体積は5.5％減の計8,718万5,000立法メートルで、減少幅は工場（25.4％減）で最も大きかった。ホテル・飲食店は9.5％増で、公共建築も8.2％伸びた。
