ドイツ連邦雇用庁（BA）が9月30日発表した同月の失業者数は前月を8万8,000人下回る270万8,000人となり、3カ月ぶりに減少した。夏季休暇シーズンの終了がプラスに働いた格好。季節要因を加味した実質では2,000人増加したものの、BAのフランクユルゲン・ヴァイゼ長官は「労働市場は全体的に安定した状態が続いている」との見方を示した。失業率（名目）は0.2ポイント減の6.2％だった。
国際労働機関（ILO）基準の8月の失業者数は183万人で、失業率は4.4％だった。
9月求人件数は60万件で、前年同月から8万1,000件増加。前月比でも実質5,000件拡大した。求人指数BA-Xは前月比1ポイント増の195だった。
専門人材は金属製造・加工、金属製品、流通、交通・物流業界で最も不足。これに機械・自動車、メカトロニクス、エネルギー・電機業界が続いた。
