ロシア新車販売、1月は1.8%増加
ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)が6日発表した同国の2020年1月の新車(乗用車・小型商用車)販売は10万2,102台となり、前年同月に比べ1.8%増加した。 自動車製造業者委員会(AMC)のシュライバー会長は1月の販 […]
ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)が6日発表した同国の2020年1月の新車(乗用車・小型商用車)販売は10万2,102台となり、前年同月に比べ1.8%増加した。 自動車製造業者委員会(AMC)のシュライバー会長は1月の販 […]
仏自動車大手PSA傘下の独オペルは10日、2020年夏からコロンビアとエクアドルへの輸出を開始すると発表した。経営戦略「ペース!」の中で、輸出拡大を重要な柱の一つに位置付けており、同戦略の一環として南米事業を強化する。
PSAとオペル、仏石油大手トタルの電池子会社サフトは自動車用電池セルを生産する合弁会社オートモーティブ・セル・カンパニー(ACC)を設立し、ドイツとフランスに生産能力が計48 GWhの電池セル工場を建設する計画。
ドイツの工場はカイザースラウテルンに建設し、フランスではフランス北部のオー=ド=フランス地域圏に生産能力が年24 GWhの工場を建設する予定。
オー=ド=フランス地域圏に建設する工場は2023年に生産を開始する予定。
トヨタのドイツ法人は10日、同国のザールラント技術・経済専門大学(htw saar)がトヨタの燃料電池車「ミライ」を使用して田舎地域での実用研究プロジェクトを実施すると発表した。
今回の実用試験は、研究プロジェクト「EM:POWER」の一環で、ザールラント州の田舎に住む30世帯にそれぞれ1~2週間、「ミライ」を使用してもらう。
「ミライ」は1回の水素タンクのフル充填で約500キロメートルを走行することができる。
新工場の建設は同社の成長戦略の一環であり、新車での搭載率が上昇している運転支援システムの生産を強化する。
ニューブラウンフェルズには、今後3年間で約1億ユーロを新工場に投資する予定。
コンチネンタルは米国ではすでに、ニューブラウンフェルズから約25キロメートルの距離にあるシギーン工場でレーダーセンサーを生産している。
乗用車のうち、ガソリン車は前年に比べ4.0%減少し、市場シェアは53.7%となった。
ディーゼル車は前年に比べ9.8%減少し、市場シェアは38.4%に縮小した。
代替燃料車は、市場シェアは8.0%(2万6,346台)と小さいものの、前年比では56.8%増加した。
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)のアニャ・カルリチェク連邦教育研究相は1月31日、量子コンピューティングの分野に3億ユーロを追加投資すると発表した。
カルリチェク連邦教育研究相は今回の発表に際し、「ドイツは、量子技術の分野では特に、量子センサーと量子通信において特に優れている。これらの分野は引き続き特に支援していく。量子コンピューティングの分野については支援を強化する方針であり、今後数年間で3億ユーロを追加投資する」と説明した。
今回のカルリチェク連邦教育研究相の会見には、フラウンホーファー研究機構のライムント・ノイゲバウアー総裁と独工作機械大手トルンプのペーター・ライビンガー最高技術責任者(CTO)も同席した。
オランダ政府、ドイツのノルトライ・ヴェストファーレン州政府、ドイツ連邦政府の3者は、オランダおよび独ノルトライ・ヴェストファーレン州におけるグリーン水素の多国間ビジネスケースの実現可能性に関する調査を実施する。
同プロジェクトでは、北海からオランダと独ノルトライ・ヴェストファーレン州の国境地域にある産業クラスターへと至るグリーン水素の国境を超えたバリューチェーン(価値連鎖)の構築について実行可能性調査(フィジビリティ・スタディ)を実施する。
また、グリーン水素の国境を超えたビジネスケースの形成に必要な法的枠組み条件の必要性についても調査する。
独自動車照明・電子部品大手のヘラーは3日、子会社の船舶装備品メーカー、ヘラーマリンがポルトガルのナウティレーダーと販売提携を締結したと発表した。
ポルトガル市場の強化を図り、船舶の照明や電子機器分野でサービスを拡充するのがねらい。
ナウティレーダーは、ポルトガルのリサボンに拠点を置く企業で、船舶に装備する電子機器やコミュニケーションツールなどを製造している。
自動車部品大手の独コンチネンタルは5日、ブラジルにある空気バネ工場の生産能力を拡大したと発表した。
現地生産の増強により、ブラジル市場の商用車部門の強化を図るのがねらい。
新工場では、現地正規ディーラーやアフターマーケット向けにバスやトラック、トレイラーなどの商用車用空気バネを大量生産する。
イギリスのソフトウェア開発企業CitNOWが手掛ける自動車ディーラー向けのビデオアプリケーションが好調だ。
同圏では現在、30の自動車メーカー、1,100の自動車ディーラーが同アプリを導入しているという。
自動車ディーラー向けにビデオアプリケーションを開発している。
自動車タイヤ卸売り大手のフィンタイヤ グループの独子会社ライフェンクリーク がこのほど破産を申請した。
経営破綻に追い込まれた理由は明らかにされていないが、複数の情報筋によると、親会社のフィンタイヤ グループが行っていたライフェンクリークの売却交渉が不調に終わり、資金繰りが悪化したため。
2018年にフィンタイヤ グループに買収された。
仏自動車大手のPSAグループは4日、すべての自動車メーカーの修理サービスを提供するアフターサービスブランド「ユーロリペア・カーサービス」の拠点が世界26カ国、5,000店舗を超えたと発表した。
欧州域外の拠点は11カ所にとどまるが、PSAは2023年までに同ブランドのサービス拠点を世界1万カ所に拡大することを目指している。
同社でアフターサービス事業を率いるジャン・クリストフ・ベルトラン氏は、「ユーロリペア・カーサービスのネットワークに加わることで、独立系アフターサービス(修理)事業者はPSAグループの技術ノウハウやマーケティング、物流サポートを享受できるようになる」と述べた。
最高速度135km/hで走行できる「電気駆動」、燃費を最適化できる「ハイブリッド」、静音性に優れた「4輪駆動」、最大パワーを引き出す「スポーツ」の4走行モードがある。
「グランドランドXハイブリッド4」は、1.6リットル4気筒直噴ガソリンターボエンジン(最高出力200PS)と前後車軸に配置した電気モーター2基を組み合わせたパワートレインを搭載。
電気駆動のみで59キロメートル(WLTP)走行できる。
スウェーデン乗用車大手のボルボ・カーズが6日発表した2019年通期決算の営業利益は143億クローナとなり、前年から0.8%増加した。
通期の営業利益率は5.2%と前年の5.6%から0.4ポイント低下した。
最大市場の中国で過去最高の15万4,961台(前年比18.7%増)を販売したほか、米国でも10万8,234台(10.1%増)を販売し、初めて10万の大台を超えた。
スウェーデン商用車大手ボルボ・グループ傘下の仏ルノートラックは5日、デンマークのビール大手カールスバーグから電気駆動トラック「DワイドZ.E.」を20台受注したと発表した。
搭載するリチウムイオンバッテリーの容量は200kWh、最大航続距離で200kmを確保する。
仏北部オルヌ県のブランヴィル・シュル・オルヌ工場で生産される。
売上高は前年比2%増の7億80万ユーロ。
売上高を部門別にみると、ロケーションテクノロジー部門が14%増の4億2,600万ユーロに拡大した一方、コンシューマー部門は13%減の2億7,480万ユーロに大きく後退した。
2020年通期の見通しについて、売上高はロケーションテクノロジー部門で4億5,000万~4億7,500万ユーロに拡大するものの、全体の売上高は6億5,000万~6億7,500万ユーロにとどまるとしている。
欧州委員会は3日、欧州連合(EU)を離脱した英国との将来の関係の構築に向けた交渉の基本方針案を発表した。
英国は1月31日にEUを離脱したが、20年末までは移行期間となるため、貿易など基本的な関係は変わらない。
移行期間は22年12月末まで延長することが可能となっているものの、英国は延長しない方針で、「FTAなしでの離脱」の懸念が浮上している。
茂木敏充外相と来日中の英国のラーブ外相は8日、東京都内で会談し、英国の欧州連合(EU)離脱に伴う日英間の新たな経済連携協定の妥結に向け、早期の交渉開始を目指すことで一致した。
ラーブ氏は会談後の共同記者会見で「日英の新たな貿易投資関係を構築するチャンスが到来した」と強調。
「日本企業の対英投資は大事だと承知している」と述べ、EU離脱後の新たな関係を構築するうえで「適切に対応していく」と応じた。
既存加盟国の権限を強化し、加盟条件を満たすための改革が後退したと判断した場合、加盟交渉を停止できるようにすることが柱。
一方、改革に十分な進展があったと判断した場合はEU機関からの投融資を拡大するなどのインセンティブを用意し、加盟基準の早期達成を支援する。
欧州委員会は昨年5月、北マケドニアとアルバニアについて、加盟条件を満たすための改革に進捗があったと判断し、両国との交渉開始を加盟国に勧告した。
英携帯大手ボーダフォン・グループは5日、欧州の通信網の中核部分から中国の華為技術(ファーウェイ)の製品を排除する方針を明らかにした。
一方、欧州委員会は1月末に公表した5Gの安全性強化に向けた勧告で、加盟国に対し「高リスク企業」がネットワークの中核部分に参入するのを制限または阻止できる仕組みを導入するよう促す一方、ファーウェイ製品の完全な排除は求めなかった。
こうした事態に備えてファーウェイ製品を欧州の中核ネットワークから排除し、他社製品に交換すると表明。
スウェーデン乗用車大手のボルボ・カーズは10日、親会社である中国の浙江吉利控股集団(Geely Holding)の子会社、吉利汽車(ジーリー・オートモービル)との統合を検討すると発表した。
ボルボ・カーズによると、経営統合した後は、香港とスウェーデンのストックホルムの証券取引所に株式公開する計画。
浙江吉利控股集団とボルボ・カーズは、その後、協力関係を強化しており、昨年10月には、合弁会社を設立し、それぞれの内燃エンジン事業を分離したうえで新会社に統合すると発表した。