独軍需・自動車部品大手のラインメタルが21日発表した2011年通期決算の営業利益（EBITベース）は前年比19％増の3億5,400万ユーロとなり、過去最高を記録した。軍需部門が減益となったものの、自動車部門が好調で収益に貢献した。売上高は同12％増の44億5,400万ユーロ、最終利益は同29％増の2億2,500万ユーロだった。
\自動車部門の売上高は同16.7％増の23億1,300万ユーロに拡大、これまで最高だった07年（22億4,900万ユーロ）の記録を塗り替えた。営業利益は同86％増の1億5,100万ユーロと過去最高となった。新規受注高は同18％増の23億5,800万ユーロだった。
\軍需部門は、軍縮の流れに加え欧州債務危機の影響でEU加盟国の防衛予算が削られたことが響き、売上高は同7％の増収（21億4,100万ユーロ）を確保したものの、営業利益は同4.7％減の2億2,300万ユーロ、新規受注高も同7％減の18億3,100万ユーロにとどまった。
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