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2012/3/30

企業情報 - 部品メーカー

BASFの複合素材、オペル車のシート部品に採用

この記事の要約

化学大手の独BASFは21日、同社の開発したポリアミド系機能樹脂「ウルトラミッド(Ultramid)」シリーズの連続繊維強化・熱可塑性樹脂複合材(CFRTP)が、独オペルの新型「アストラ・OPC」のシートパン(座席底面) […]

化学大手の独BASFは21日、同社の開発したポリアミド系機能樹脂「ウルトラミッド(Ultramid)」シリーズの連続繊維強化・熱可塑性樹脂複合材(CFRTP)が、独オペルの新型「アストラ・OPC」のシートパン(座席底面)に採用された発表した。CFRTPが量産車に採用されるのは世界で初めてという。

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CFRTPは、切れ目のない強化繊維を含有する機能性樹脂。長い繊維を用いると衝撃特性が著しく向上するため、自動車の構造材として従来使われていた鋼材に比べ大幅な軽量化とコストダウンが可能になる。BASFによると、ウルトラミッド製のシートパンは従来品より45%軽いという。

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オペルは2008年から「インシグニアOPC」のシートパン材にウルトラミッドを採用しているが、繊維強化複合材を使うのは今回が初めて。

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