米自動車部品大手のジョンソン・コントロールズは14日、炭素繊維強化樹脂を素材とする軽量な車体部品を製造していると発表した。すでに、大手自動車メーカーに供給しているという。
\炭素繊維強化樹脂を使った部品は、従来の製法では手作業が多かったが、同社はこれまでに培った天然繊維の加工技術を応用することにより、量産化に成功したという。
\具体的には、2003年から内装用の木質繊維部品のプレス加工で使っている技術を応用した。樹脂にあらかじめ浸した炭素繊維のマットを、成形用の工作機械の間に入れ、挟み込んで成形加工する。余分な樹脂はプレス加工中に端から流れ出るため、繊維の密度の高い部品が出来上がるという。
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