欧州自動車産業情報、メーカーの動向、最新技術の情報を配信

2012/5/18

企業情報 - 部品メーカー

SGLとベンテラーの合弁、オーストリアに工場建設

この記事の要約

独炭素製品大手のSGLグループと独自動車部品会社のベンテラーが設立した合弁会社ベンテラー・SGLは9日、オーストリアのオーバーエスターライヒ州に工場を建設すると発表した。自動車向けの炭素繊維強化部品を生産する。\ 軽量な […]

独炭素製品大手のSGLグループと独自動車部品会社のベンテラーが設立した合弁会社ベンテラー・SGLは9日、オーストリアのオーバーエスターライヒ州に工場を建設すると発表した。自動車向けの炭素繊維強化部品を生産する。

\

軽量な炭素繊維強化部品は自動車業界で需要が高まっている。環境に配慮した排ガス規制の強化により、二酸化炭素(CO2)排出量の削減が重要な課題となっているためで、自動車メーカーは軽量化による燃費改善やCO2排出量の低減に注力している。また、電気自動車では電池の搭載により重量が増すため、軽量部品の採用が走行距離の延伸などで重要な意味を持つ。

\

ベンテラー・SGLの新工場ではドアなどの外装部品や、5,000個以下の小ロットの炭素繊維部品を生産することを計画している。新工場への投資は約3,600万ユーロ。4月に建設を開始しており、2013年半ばにも量産を開始できるもよう。新たに約70人を雇用する予定という。

\
企業情報 - 部品メーカー
COMPANY |
CATEGORY |
KEYWORDS |