仏自動車部品大手ヴァレオが7月26日発表した2012年上期（1～6月）決算は、純利益が3億7,000万ユーロとなり、前年同期から7.2％増加した。アジアでの販売が好調で、全体をけん引した。売上高は前年同期比12.5％増の60億ユーロに拡大した。売上高の内訳は、OEM（相手先ブランドによる生産）が前年同期比13.5％増の51億1,800万ユーロ、アフターマーケットが1.8％増の7億3,200万ユーロ、その他が42％増の1億4,900万ユーロだった。OEMの地域別売上高は、アジア・中東・オセアニアが20％増の12億1,500万ユーロ、欧州・アフリカが1％減の27億500万ユーロ、北米が18％増の8億6,300万ユーロ、南米が11％減の2億9,500万ユーロだった。
\部門別の売上高は、コンフォート＆ドライビングアシスタンスシステム部門が5％増の12億9,100万ユーロ、パワートレインシステム部門が2％増の16億8,100万ユーロ、サーマルシステム部門が7％増の17億1,900万ユーロ、ビジビリティシステム部門が2％増の13億5,700万ユーロだった。
\12年通期については、自動車生産が欧州で前年から6～7％減少するものの、世界全体では5～6％増加すると予想。原材料価格が安定していることを考慮すると、12年通期の純利益は前年並み（7億400万ユーロ）を確保できるとの見通しを示した。
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