仏タイヤ大手ミシュランが7月27日発表した2012年上期（1～6月）決算は、純利益が前年同期比37％増の9億1,500万ユーロ、営業利益が36％増の13億2,000万ユーロにそれぞれ拡大した。欧州債務危機による景気低迷の影響でタイヤの販売量は8.3％落ち込んだものの、昨年実施した価格の引き上げ効果で相殺された。
\売上高は前年同期比5.9％増の107億1,000万ユーロ。部門別で見ると、乗用車・軽トラック部門が4.7％増の55億8,000万ユーロ、トラック部門がほぼ変わらずの32億6,900万ユーロ、特殊部門（建機、航空機など）が22.0％増の19億3,600万ユーロだった。
\通年の見通しについては、タイヤ販売量は3～5％減少するものの、原材料価格が落ち着いていることと為替効果などが販売の落ち込みをカバーし、営業利益については「明確な増加」を見込んでいると表明した。
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