英携帯電話サービス大手ボーダフォンの独法人（ボーダフォンD2）のイェンス・シュルテボックム次期最高経営責任者（10月就任）は8月30日、世界最大のコンシューマー・エレクトロニクス見本市（IFAベルリンショー）で、第4世代移動通信（LTE）網の整備をさらに推し進める方針を明らかにした。同社のLTE網の国内面積カバー率はすでに52％に達しており、2015年までにこれを全国に拡大する考えだ。
\ボーダフォンD2のシュルテボックム次期CEOによると、同社のLTE通信網が整備されているのは現在、67の大都市を含む全国3,000の市町村で、利用可能世帯数は合計1,700万世帯に上る。ただ、ボーダフォンのLTE通信用に割り当てられている周波数帯（800MHz帯）は、地方のブロバン空白地帯がある程度カバーされてから都市向けサービスに使用できるという制限がついている。
\4G通信は車載無線通信の分野でも大きな可能性が期待されているが、交通量の多い都市圏でのサービスでドイツテレコムなどの競合に後れをとる恐れがある。
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