仏自動車部品大手のフォルシアが7月25日に発表した2013年上半期決算（1～6月）の売上高は92億6,500万ユーロとなり、前年同期に比べ5.7％の増収となった。このうち製品の売上高（自動車メーカーへの部品供給）は71億3,770万ユーロとなり、同5.7％増加した。欧州市場で需要が低迷したものの、北米やアジア市場など欧州域外で大幅な増収を確保した。
\欧州域外の製品売上高は前年同期比で18％増加した。全体に占める割合は46％と、前年同期の41％から5パーセントポイント増えた。これに対し、欧州の製品売上高は38億8,420万ユーロとなり、2.8％減少した。
\欧州域外の製品売上高を地域別に見ると、北米は19億9,550万ユーロと17.8％増加。アジアでは22.8％増の7億9,920万ユーロに拡大した。なかでも中国は27.4％増となった。南米も17.0％増の3億7,070万ユーロと2ケタ増を確保した。
\製品別の売上高は、自動車用シートが1.3％増の25億9,160万ユーロ、内装システムが14.5％増の19億8,510万ユーロ、エキゾースト・システムが2.5％増の17億60万ユーロ、エクステリアが7.4％増の8億6,030 万ユーロにそれぞれ拡大した。
\フォルシアは13年通期の業績目標を、売上高で178億～180億ユーロに設定している。
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