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2013/8/9

一般・技術・その他 (旧)

デュル、上期は増益

この記事の要約

塗装機械大手のデュルが1日発表した2013年1-6月期決算(国際会計基準:IFRS)の営業利益(EBITベース)は8,240万ユーロとなり、前年同期に比べ14%増加した。主要顧客の自動車メーカーが新興国市場における事業を […]

塗装機械大手のデュルが1日発表した2013年1-6月期決算(国際会計基準:IFRS)の営業利益(EBITベース)は8,240万ユーロとなり、前年同期に比べ14%増加した。主要顧客の自動車メーカーが新興国市場における事業を強化していることが追い風となった。売上高は前年同期をわずかに下回る11億3,170万ユーロだった。

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新規受注は7.9%減の12億9,350万ユーロにとどまった。これは、自動車を除く製造業からの受注が減少したことによるもので、想定の範囲内としている。受注残高(6月30日時点)は24億5,750万ユーロでとなり、1年前に比べ7,100万ユーロ増えている。

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部門別にみると、主力の塗装・組み立てシステム部門の受注高は6億2,580万ユーロ(1.1%減)、売上高は5億5,920万ユーロ(5.3%増)だった。計測・プロセスシステム部門は受注高で2億8,440万ユーロ(15.0%減)、売上高で2億7,370万ユーロ(15.5%減)。アプリケーション・テクノロジー部門は受注高で3億2,590万ユーロ(7.5%増)、売上高で2億5,640万ユーロ(3.1%減)となった。

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通期については、「売上高で24億~26億ユーロ、新規受注で23億~25億ユーロ、売上高利益率(EBITベース)で7.0~7.5%を確保する」とした期初見通しを堅持した。

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