英自動車工業会（SMMT）が7日発表した2013年通期の乗用車新車登録は前年比10.8％増の226万4,737台となり、SMMTの予想（225万台）を上回った。これは前年に比べ登録台数が1日当たり平均で600台多い計算になるという。12月単月でも前年同月比23.8％増の15万2,918台に伸びた。前年同月の水準を上回るのは22カ月連続になるという。SMMTは2014年については市場が安定し、前年比で約1％の成長にとどまるとの予想を示している。
SMMTは2013年の販売好調について、魅力的な金融サービスのほか、新技術を搭載した新車に対する需要が高まったことが背景にあると分析している。カテゴリー別では、5年前と比べると中型車から、より小型で燃費の良いモデルに需要が移行しており、また、四輪駆動やSUV、MPVなど多目的車の販売が伸びているという。
また、顧客別では、2013年は個人向けの販売好調が市場拡大に寄与した。ハイブリッド車およびプラグイン車（電気自動車、プラグインハイブリッド車、レンジエクステンダー搭載車）の登録台数は前年比20.5％増の3万2,715台に拡大している。
