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2014/1/10

総合 – 自動車産業ニュース

ドイツ乗用車新車登録、2013年通期は4.2%減

この記事の要約

ドイツ連邦陸運局(KBA)が3日発表した同国の2013年12月の乗用車新車登録は21万5,320台となり、前年同月に比べ5.4%増加した。2013年通期では前年比4.2%減の295万2,431台にとどまっている。(5~6 […]

ドイツ連邦陸運局(KBA)が3日発表した同国の2013年12月の乗用車新車登録は21万5,320台となり、前年同月に比べ5.4%増加した。2013年通期では前年比4.2%減の295万2,431台にとどまっている。(5~6頁の表グラフ参照)

2013年通期の登録台数をブランド別に見ると、最大手のフォルクスワーゲン(VW)は前年比4.6%減の64万2,190台にとどまり、市場シェアは21.8%とした。ドイツメーカーではポルシェが1.4%増と前年実績を上回ったが、その他は前年の水準を下回った。

国外ブランドでは、最大手のシュコダが8.7%増の15万9,939台を販売し、市場シェアで5.4%を確保。2位は現代自動車で0.7%増の10万1,522台(市場シェア3.4%)、3位のルノーは6.3%減の9万8,922台(市場シェア3.4%)だった。

日本勢は、マツダが前年比10.5%増と好調。このほかは、トヨタが8.4%減の7万4,056台となるなど、いずれも前年実績を下回っている。

2013年通期の燃料別の内訳は、ガソリン車が全体の50.9%、ディーゼル車は47.5%を占めた。代替燃料車の割合は前年の1.3%から1.6%に拡大。このうちハイブリッド車は2万6,348台、電気自動車は前年の約2倍の6,051台に増えた。

顧客別では、個人向けは全体の37.9%にとどまった。車体カラー別では黒が全体の28.3%で最も多く、2位のグレーは27.7%。白は全体の17.9%に増えた。

■ 12月、国内受注は14%増

ドイツ自動車工業会(VDA)によると、12月は国内受注が前年同月比14%増と好調だった。今後も国内市場の安定が続くと見込んでおり、2014年通期の乗用車新車登録は前年をやや上回る約300万台を確保できると予想している。

VDAによると、12月の輸出は前年同月比3%増の28万6,100台に拡大、国内生産も同6%増の36万台と好調だった。2013年通期の国内生産は、前年比1%増の544万6,600台となっている。

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