米オーディオ大手のハーマンは16日、ダイムラーが年内に発売予定の新型「スマート・フォーツー」と「スマート・フォーフォー」に、同社の高級ブランド「JBL」のオーディオ・インフォテイメントシステムを供給すると発表した。ダイムラーが同日、市販モデルを公開したことに合わせて、ハーマンも新インフォテイメントシステムを世界初公開した。
新型スマートに搭載するJBLのサウンド・インフォテイメントシステムはダイムラーとハーマンが共同開発したもので、6チャンネルデジタルサラウンド対応アンプと8つのスピーカー（2つのサブウーファーを含む）で構成されている。スマートのコンパクトな車室（音響）空間特性に合わせて最適な音質が得られるよう工夫されている。荷室に設置されたサブウーファーは取り外しができる構造にしたほか、立体的なサウンド空間を作るためにスピーカーの位置でも研究を重ねた。ハーマンの開発関係者は、「ドライバーが、まるで大型車に乗っているかのような感覚を味わえるサウンドシステムを作ろうと思った」と話す。
