ロシアの商用車最大手GAZはこのほど、中型トラックの新モデル「GAZon NEXT」の量産を開始した。積載量は5トンと、GAZの比較可能な従来モデルに比べ500キログラム積載能力を増やした。中東欧諸国やアジア、アフリカ諸国を中心に国外でも販売していく。量産開始のセレモニーにはプーチン大統領も出席した。
新モデルでは、荷台の幅と長さを広げたほか、荷台ボックスの高さも引き上げて積載スペースを20％、（荷台ボックスの上端までの）積載容量は42％拡大した。キャビンは2列7シートと1列3シートの2タイプを用意した。
世界的な大手メーカーから部品を調達しており、例えば、ステアリングとクラッチは独ZF、ショックアブソーバは米テネコ、ブレーキ部品はベルギーのワブコ製を装備している。エンジンはディーゼルエンジン「YMZ‐534」（136～149HP）を搭載している。
