米自動車大手のフォードは、ドイツのケルン・メルケニッヒ開発センターに最新の全天候・風洞試験施設を建設する。面積は5,500平方メートルで、大型風洞試験設備2基と4つの試験室に加え、最高5,200メートルの標高をシミュレーション試験できる設備も備えている。22日付の独業界紙『オートモビルボッヘ』が報じた。
新しい風洞試験設備では最大風速が時速250キロメートルの環境や、雪や雨の悪天候もシミュレーションできるという。既存の風洞試験設備は1983年に建設したもので、1998年に近代化・改修工事を実施している。
ケルンの開発センターでは主に、フォード「フィエスタ」や「フォーカス」など、小型車やコンパクトカーの開発・設計を担当している。