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2014/9/26

企業情報 - 自動車メーカー

MANとスカニア、変速機の共通化で協力

この記事の要約

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)傘下の商用車大手であるMANとスカニアは23 日、変速機の分野で提携すると発表した。当初は現行の変速機のハードウエアの共通化からスタートし、将来は次世代の変速機の開発にまで協力関係を […]

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)傘下の商用車大手であるMANとスカニアは23 日、変速機の分野で提携すると発表した。当初は現行の変速機のハードウエアの共通化からスタートし、将来は次世代の変速機の開発にまで協力関係を広げていく。これによりグループ内の開発スピードや生産効率を改善する。

まずは、2016年からスカニアの変速機(ハードウエア)をMANの「TGS」および「TGX」シリーズに順次導入していく。MANはスカニアのハードウエアを組み込み、独自のソフトウエアを最適化する。プロトタイプ車両の試験はすでに開始しているという。将来はスカニアの次世代変速機の開発でも協力する。

スカニアによるとハードウエアを共通化しても、変速機や変速機と他の部品との連携を制御するソフトウエアによって両社は各モデルの特徴を出すことができるという。また、MANは同社のトラックおよびバスに搭載する変速機は今後もこれまで通り独ZFフリードリヒスハーフェンから調達すると説明している。VWはグループのマルチブランド戦略を展開しており、今後もMANとスカニアは独立したブランドとして事業を展開し、販売やサービス事業でもそれぞれの方針を堅持する。

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