伊自動車部品大手マニエッティ・マレリは9月29日、米国ミシガン州クラークソン近郊のインディペンデンス・タウンシップにエキゾーストシステムの工場を開設したと発表した。
新工場は10万平方フィートの面積を持ち、オーバーンヒルズにある米国本社から近い距離にある。従業員数は75人で、触媒コンバータを一体化したホットエンドエキゾーストマニホールドを年間30万基生産し、フィアット・クライスラー・グループなどに供給する。
マニエッティ・マレリは米国にライティング、パワートレイン、エレクトロニックシステム、サスペンションシステム、アフターマーケット、モータースポーツの各事業分野の拠点を持つ。エキゾーストシステムの拠点が加わったことで、北米市場での地位強化につながるとしている。マニエッティ・マレリ・ホールディングUSAのヴェディ会長兼最高経営責任者（CEO）は、「インディペンデンス・タウンシップ工場の開設は、マニエッティ・マレリにとって大きな意味を持つ。エキゾースト工場が加わったことで、北米ですべての事業分野が揃い、現地および世界各国の顧客にサービスを提供する基盤が整った」と述べた。
