独樹脂部品メーカーのレヒリングは9月25日、中国の江蘇省蘇州市の崑山に建設した新工場の開所式を行った。今後の事業拡大に向けて7キロメートル離れた蘇州市の既存拠点から生産を移管した。
蘇州市の既存工場は賃貸契約だったが、レヒリングは今後の事業拡大に向けて崑山の産業パークに3万平方メートルの用地を購入した。新工場の面積は2万平方メートルであるため、まだ拡張の余地がある。新工場では射出成型機など生産設備も増強した。従業員数は昨年に300人から355人に増員し、年内にさらに約370人に増える見通し。
中国工場ではインテークマニホールド、エアダクト、グリルシャッター、シリンダーヘッドカバーなどを生産している。製品は、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)と現地企業の合弁会社である上海VWおよび一汽大衆(FAW VW)、フォード、ゼネラルモーターズ、ダイムラーなどの欧米企業、東風汽車などの中国自動車大手、マツダジャパン、コンティネンタル、ボッシュ、ブローゼ、ヴァレオジャパンなどの自動車部品大手などに供給している。